2024.04.14カテゴリー:

今回は玄関の鍵の修理にお伺いしました。

最近鍵の動きが良くなかったのが全く回らなくなってしまったとのこと。

お伺いした現場がこちらです↓

2ロックのタイプで下の鍵が回らない状態。ただし内側からは普通に開けしめ可能なので鍵穴の問題のようです。

ということでお話をお伺いしたところ回らない原因がわかりました。
原因は後でお話するとして先に作業。

本当は後々を考えるとシリンダー交換がおすすめですが、マンションでエントランスとマスターが組まれているので発注に時間がかかります。
ということで今回は一旦洗浄修理で様子をみていただくことになりました。

まずはシリンダーを外さないといけないのでハンドルすべて外して、、

シリンダーを取り外し。

上側のシリンダーも動きが良くなかったので一緒に取り外して分解して洗浄。

後は鍵を取り付け直して、、

はい!きちんと鍵が回るようになりました(`・ω・´)ゞ

さてここで今回の原因のお話。もちろん経年劣化で内部に金属粉などが溜まっているのも原因なんですが、問題を悪化させてしまったのは、、

これ。と言っても商品自体の問題では無いのでちょっとぼかしをかけておきますね(*_*)

問題なのは種類。こちらは機械などの防錆、潤滑に使われる潤滑油で油が主成分。
確かに潤滑油なので鍵の動きが悪いときに使えば滑りが良くなって効きそうですが残念ながらNGです。
さしてすぐは確かに一時的に動きが良くなる可能性がありますが、油がその場に残るため汚れなどを吸着して最終的に余計に症状が悪化します。
まあ、こういった機械油はその場にとどまってこそ潤滑油としての意味があるのでそりゃ残りますよね(^_^;) ただ鍵穴にとってはそれが問題の原因になるので鍵穴には鍵穴専用のパウダー状の粉が主成分になった潤滑剤を必ず使うようにしてください。

今回はまだそこまでひどく有りませんでしたので分解して残った油等を一旦洗い流してから専用の潤滑剤でメンテナンスという作業で改善されましたが、あまりにひどい場合は交換が必須になる場合もあります。特に一時的に良くなってしまうとその後動きが悪くなったときにまた油をさして、、、の悪循環もよく現場で出会うパターンですのでくれぐれも皆様ご注意ください。

長くなりましたが上記の説明をお客様にもさせて頂いてもしまた動きが悪くなってきた場合は交換したほうが良いこととその場合のお見積りもご案内して終了しました。

ご自宅の玄関の鍵が突然回らなくなったという場合もぜひご相談ください!
この度はご依頼いただきまして誠にありがとうございましたm(_ _)m

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